京都市/北区

京都市北区で進行中のプロジェクト.

着物という日本伝統の衣文化を新しく進化させ、多方面で活躍されているお施主様。
ご自身の活動を通して、呉服業界だけでなく京都を盛り上げたいという想いから新社屋の計画が始まりました。

「伝統の進化」というお施主様のコンセプトを建物で具現化すべくお話をお伺いしていくと、着物への想いの他に、人と人との繋がりやご縁、そして未来への発展、ということを、とても大事にされている方であることが強く印象に残りました。

織物を構成する経糸(タテ糸)と緯糸(ヨコ糸)の交わりを外観のモチーフとすることで、テキスタイルとしての表現をしつつ、その交わる様は人と人との出会い、そしてそれが未来へつながるようにという意味を込めてデザイン致しました。

１階には、ギャラリーと商談スペースを計画。
アプローチから見える大きな窓には、着物を取り扱っている場所であることがわかるように、お施主様の象徴するお着物を飾れるようご提案。

完全予約制のギャラリーのため、落ち着いた雰囲気でお選びいただけるよう、素材は温もりのあるものやお色味でまとめました。

室内の真ん中に大きく置かれた一枚板のカウンターテーブルは、反物を広げる際に使用することももちろん、
ここを輪にして話せるような、あたたかい場所になるよう計画しました。