キッチンレイアウトへのこだわり
更新日:コラム
キッチンは家族の食を支えてくれる、生活をする上で大変重要な場所です。
キッチン自体の使いやすさや動線、家電や収納の使いやすい配置も当然ですが、
「ご家族にとっての空間の中でのキッチンの在り方」
に配慮しながら、キッチン空間の設計、デザインを行っています。
どの空間をつくるときも、
「今まで通り普通に暮らしていただいてもすっきり見えること」
を考えながら収納も含めたプランニングを行うのですが、
キッチン空間においては使われる方によって、
(特にお料理のお好きな方ほど)
必ずしもすっきりすることが使いやすいことにつながらない、
というケースが出てきます。
また逆に、ある程度隠せるようにしておかないと、
という方もおられます。
毎回、色々なご要望をいただくキッチン空間ですが、
しっかりとご希望の使い勝手を反映させながらも、
電子レンジなどの機器類やストック類が煩雑に見えないこと、
来客時などに冷蔵庫を開けた際、
冷蔵庫の中身がリビングから丸見えにならないような配置、
などは出来る限り配慮するようにしています。
ちなみに10年ほど前から暮らしている我が家は、
アイランドキッチンで、背面に完全に隠せるパントリーを配置し、
どんなに中が散らかっていても外には一切感じさせないようにしています。
我が家は3姉妹ということもあってか、
年々妻と一緒にキッチンに立つ人の人数が増えてきたのですが、
アイランドキッチンの場合は、複数で立っても行き止まりがなく使いやすいようです。
また壁付けキッチンと比べ奥行きが広いこともあり、
必ずしも横に長くなくても多くのものがキッチン上に置くことができ、
結果的に横移動が少なくなるのも使いやすいと感じています。
今までたくさんのキッチン空間をデザインさせていただいたのですが、
いくつかご紹介させて頂きます。
<背面に全て置きながら扉で隠すタイプ>
<全ての機器をビルトインしてすっきり見せるタイプ>
<パントリールームに全てを隠すタイプ>
<カップボードをオリジナルで造作し全てを収納するタイプ>
<よく使う家電だけは背面に、後は全てパントリールームに>
<いつでも使いやすくお洒落に飾る>
家づくりは必ずしも正解のないところに楽しさがあります。
たくさんのお話しとご希望を聞かせてください!
BUILD WORKs
設計士 / 河嶋